20日目 アメリカ横断最大のハプニング!!

最初に言っておくと、長くなります

とうとう、アメリカを発った

JFK空港でのチェックインの際
受付の黒人女性

メンバーの大貴が

誕生日同じだし、同じ年だわ!

とまさかの出世日が全く同じ人に出会う

すげー!笑笑
と一同テンションが上がり

英語に疎い大貴
oh, i love you

黒人女性
haha, i love you too

と知っている英単語で
わけわかんない展開が繰り広げられる

この黒人女性
大貴と同い歳ということで新人

この時はこのあと訪れる一つ目のハプニングが起こることを知る由もないのである

飛行機に乗り込み、45分後
ようやと離陸

無事、北京空港に到着した

さぁ、受託手荷物を受け取ろうと待っていても
一向に荷物が流れてこない

これはおかしい
とインフォメーションに聞きに行く

インフォメーションでは
その荷物は成田に直行してる と

ウソだろ
シャンプーもボディソープも
なにもかもないじゃん

この旅では、行きも帰りも
北京に降り立って良いことは
一つもなかった

やつ新人だったしな 仕方ない
ホテルに向かおう

とタクシーに乗り込む

女子4人はタクシーがすぐ見つかり
ホテルに向かった

男子勢はなかなかタクシーに乗せてもらえず
(日本人を乗せるのがそもそも嫌)

ようやとタクシーがつかまる

しかし、最初に住所を見せただけで
ナビを設定するわけでもなく
車が走り出す

この時男子3人は予感していた

無事ホテルに着くことはない と

案の定、ギリギリになって
ホテルの住所をもう一度見せろと言ってくるも

その運転手、把握していない

ホテルに電話をし
ようやとそれらしきところに着く

ちなみにSIMカードとポケットwifiは
アメリカにのみ対応だったので
北京ではまったくインターネット環境がなかった

北京空港では、空港free wifiは飛んでいても
特殊な回線を使うVPNというアプリを取らない限り使えないので
Google mapで調べることも不可能

中国に行く人は必ずVPNというアプリを
取得するのは必須事項

そして、ここからが問題だった

それらしきところに着いたはいいが
クレジットカードが使えない

全員換金してるわけではないので
タクシー運転手に払う現金がない

しかも中国、まっっったくと言っていいほど
英語が通じない

ここまで通じないか というほど
通じなかったのである

とりあえずホテルはここらへんだ
ロビーに行ってクレジットを切ってもらってから
ホテルで現金をもらおう

と2人をタクシーに残して
僕だけが夜の薄暗い北京へロビーを探しに
車を降りる

ここからもハプニングの連続だった

携帯を見せながら
とりあえずここに行きたいんだ
と必死のアピール

ただ案内され着いたのは
僕からしてみればほぼスラムのようなマンションだった

予約したホテルはアパートメントのようなところだったので、中に入ればわかるだろう

と中に入るも
薄暗くて、携帯の明かりを頼りにしないと
何があるのかわからないほどだった

声も赤ちゃんの泣き声しか聞こえず
もはやホラーだった

いや、ダメだ
このままでは換金どころか
帰れるかも怪しい

と思考を変更

空港に一旦戻って、換金し
タクシー運転手に払う
そのあと空港泊まりにするのが確実だと

とりあえず男子だけでも空港に戻ろう
とアパートメントのドアを開けようとする

開かない

マズい
外からは開けられても
中からは開けられない
常識を超えたアンビリーバボーな構造になっていた

人生で初めて 本当に危ない
と思った出来事である

数分待っていると
たまたま外から人がやってきて
ドアを開けた瞬間に出た

僕からしてみれば奇跡的生還である

そこから走り
車でしか開かないバーも潜って
なんとかタクシーに戻る

後から聞いた話では
タクシー運転手もブチギレて
途端に地下駐車場でクラクションを鳴らしまくっていたそうで

2人もかなり怖い出来事に見舞われていたらしい

そして、空港にとりあえず戻ってくれ

と身振り手振りで表現する

airportやreturnすら通じない中国

タクシー運転手は身振り手振りで
ブーーーン???と飛行機のマネをするも
本当にそれは飛行機なのかも怪しい

この国にはもう二度と来ないと思った瞬間である

携帯の機内モードの飛行機の絵柄や
飛行機のチケットなど出来る限りのことをし

無事(?) 空港に到着した

途中、3000元の金をよこせ
みたいなことを言われ

ぼったくるならいい線の金額を提示しろよ
と思いながらも

5000円くらい換金すればいいんじゃね?
と手数料を抜いた198元 全額をタクシー運転手に渡した

タクシーに表示されていた金額を
僕たちなりに計算したところ
198元はギリ足りないくらいだったが

俺たちはこれしか持ってない
的な雰囲気を出すと

タクシー運転手も疲れたのか
もういい、降りろ

的な感じの手振りだったので
そそくさと降りた

僕たちは勝ったのだ
中国という大国に挑み、勝利した

降りた後は追いかけられないように
走って空港ターミナルに向かった

女子たちがどうなっているのか
把握する術はなかったが

女子たちもあの状況だろう
きっと空港に引き返していると予想

北京空港は世界第2位のハブ空港
施設内も電車で移動するほど巨大なので

最悪次の日の離陸前に会えればいい
と思っていたところ

ターミナルに着いた3分後
まさかの女子たちと合流できたのである

この瞬間、思わず走ってハグし合ったという
映画でも古臭いワンシーンが

北京空港で繰り広げられたのであった

ツイてないことの中にも
奇跡が続いたのだ

そして、今
それを成田空港で書いている

無事日本に着いた

ただいま

おしまい

SECOND HOUSE

見ず知らずの男女7人が全国から集結。 モーターホームというキャンピングカーで LAからNYまで、3週間かけて アメリカ大陸を横断する。 その先に待ち受けているものは何なのか。 7人がこの旅を通して得るものとは。 2018.2.18 - 2018.3.11

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